短期賃貸借契約書のすぐに使える日本語テンプレート
短期賃貸借契約書は、旅行、出張、帰省、仮住まいなどのために住宅や部屋を一定期間貸し出す際、貸主と借主の権利義務を明確にする書面です。本テンプレートでは、物件、契約期間、賃料、敷金、利用人数、禁止事項、解約、原状回復および署名に必要な基本事項を記入できます。
短期賃貸借契約書は、住宅、別荘、マンションの一室などを限られた期間だけ使用させる場合に、当事者間の約束を記録するための書面です。口頭での合意だけでは、賃料、退去日、光熱費、破損時の負担をめぐる認識違いが生じることがあります。契約書には、物件の内容と使用期間に加え、支払方法および利用上の制限を具体的に記載することが重要です。民泊に該当する利用形態や、地域の規制が関係する場合は、別途必要な手続を確認してください。
短期賃貸借契約書とは
短期賃貸借契約書は、貸主が借主に対して物件を一時的に使用収益させ、借主がその対価として賃料を支払う条件を定める文書です。契約の目的が居住用か、出張等の一時滞在用かを明らかにし、物件の利用範囲を特定します。
契約期間が短くても、当事者の氏名、物件所在地、賃料、支払期日、明渡し条件は書面化しておくことが望まれます。家具・家電付きの場合は、備品の状態と数量を別紙の一覧に残すと後日の確認に便利です。
通常の賃貸借との違い
短期利用では、日割り・週割り・月割りの賃料、清掃費、光熱費の扱いが個別に設定されることがあります。また、更新の有無、途中解約の条件、鍵の受渡し方法も明確にしておく必要があります。
記載すべき基本項目
契約書では、誰が、どの物件を、いつからいつまで、いくらで利用するのかを曖昧にしないことが基本です。連絡先や緊急時の対応者も記載すれば、滞在中の事故や設備不良への対応が円滑になります。
| 記載項目 | 目的 | よくある不備 |
|---|---|---|
| 当事者の情報 | 貸主・借主を特定する | 住所または連絡先がない |
| 対象物件 | 使用する住戸・付属設備を特定する | 部屋番号や駐車場の記載漏れ |
| 契約期間 | 入居日・退去日を確定する | 時刻や鍵の返却日が不明確 |
| 賃料・費用 | 支払額と負担範囲を定める | 清掃費・光熱費の扱いが不明 |
| 敷金・保証金 | 損害や未払いへの備えを定める | 返還時期・控除基準がない |
賃料、敷金および費用負担
賃料の総額、支払期限、振込先、支払方法を明記します。電気・ガス・水道・通信費、清掃費、駐車場代などが賃料に含まれるかどうかも、個別に区分して記載してください。
敷金等を受け取る場合
敷金や保証金を預かる場合は、その金額、預託日、返還予定日、控除できる費用の範囲を定めます。通常損耗と借主の故意・過失による損害を混同しないよう、室内状況を写真やチェックリストで確認することが有用です。
- 賃料の金額、通貨および消費税等の扱い
- 支払期限と振込手数料の負担者
- 光熱費、通信費および清掃費の負担
- 敷金・保証金の返還時期と控除条件
- 延滞が生じた場合の連絡・対応方法
編集できるテンプレート
文書テンプレート
短期賃貸借契約書
本契約は、下記の貸主および借主の間で、対象物件の短期賃貸借について締結する。
作成場所:____________________
作成日:________年____月____日
貸主(甲)
住所:____________________
氏名(名称):____________________
連絡先:____________________
借主(乙)
住所:____________________
氏名:____________________
連絡先:____________________
緊急連絡先:____________________
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 対象物件 | 所在地:____________________ 建物名・部屋番号:____________________ |
| 利用目的 | ____________________ |
| 契約期間 | ________年____月____日____時から________年____月____日____時まで |
| 賃料 | 金____________________円 |
| 支払期限・方法 | ____________________ |
| 敷金・保証金 | 金____________________円/返還条件:____________________ |
| その他費用 | 清掃費:____________________円 光熱費:____________________ その他:____________________ |
| 利用人数 | 最大________名 |
| 鍵の受渡し・返却 | ____________________ |
- 甲は、乙に対し、前記契約期間中、対象物件を居住その他合意した目的の範囲内で使用させる。
- 乙は、賃料その他本契約に基づく金員を、定められた期限および方法により甲に支払う。
- 乙は、対象物件を善良な管理者の注意をもって使用し、甲の書面による承諾なく転貸、第三者への使用許可、改造または用途変更をしてはならない。
- 乙は、法令、建物の管理規約および近隣生活に配慮し、騒音、迷惑行為その他周辺に支障を及ぼす行為をしてはならない。
- 設備の故障、破損、漏水その他の異常を発見した場合、乙は速やかに甲へ通知する。乙の故意または過失により生じた損害は、乙の負担とする。
- 乙が契約期間満了前に解約を希望する場合は、甲に対し____________________日前までに通知する。精算方法は____________________とする。
- 乙は、契約終了時に対象物件を明け渡し、鍵その他の貸与品を甲へ返却する。残置物の取扱いは____________________とする。
- 本契約に定めのない事項または疑義が生じた事項は、甲乙が誠実に協議して解決する。
特約事項:____________________
____________________
上記内容を確認し、甲乙は本契約書に署名する。
貸主(甲)署名:____________________ 日付:________年____月____日
借主(乙)署名:____________________ 日付:________年____月____日
この場で文面を編集できます。変更はブラウザーに保存され、印刷や Word・PDF への書き出しができます。
使用方法と禁止事項
借主が物件を居住以外の目的に使わないこと、第三者へ転貸しないこと、定員を超えて宿泊させないことなどを定めます。ペット、喫煙、騒音、駐車場、共用部分の使用についても、建物の管理規約や近隣環境に即して具体化しましょう。
貸主は、必要な修繕や緊急時の立入りに関する取扱いを示し、借主は設備の異常を発見した場合に速やかに通知する義務を負う形にできます。無断改造や鍵の複製を禁じる条項も一般的です。
入居時と退去時には、双方で室内、設備および鍵の状態を確認し、写真と確認書を残すことをおすすめします。
契約締結から退去までの流れ
契約内容を確定する前に、物件の状態、利用目的、滞在人数および地域のルールを確認してください。電子的なやり取りを行う場合でも、最終的な合意内容と署名者を特定できるように保存しておくことが大切です。
- 当事者、物件、滞在目的および利用人数を確認する。
- 期間、賃料、敷金、費用負担および禁止事項を合意する。
- 契約書と必要に応じて備品一覧・室内確認書を作成し、署名する。
- 鍵の返却、室内確認、精算および敷金返還を行う。
解約、明渡しおよび損害への対応
中途解約を認めるか、その場合の通知期限や精算方法を定めます。期間満了時の明渡し時刻、鍵の返却場所、残置物の取扱いを記しておけば、退去手続の混乱を抑えられます。
借主の故意または過失による設備破損・汚損があった場合の通知、修理、費用負担についても規定できます。ただし、実際の負担範囲は契約内容、損害の状況および適用法令により判断されます。
よくある質問
短期の滞在でも契約書は必要ですか?
法律上の評価は個別事情によりますが、期間の長短にかかわらず、金銭の支払いや物件利用の条件を明確にするため、書面を作成することが有益です。
光熱費は賃料に含めてもよいですか?
含めることは可能ですが、含まれる費目と利用上限の有無を明記してください。超過利用や個別契約が必要なサービスの扱いも事前に確認しましょう。
借主が予定より早く退去した場合、賃料は返金されますか?
返金の可否や金額は、契約書の中途解約条項および当事者間の合意によります。通知期限、違約金、未利用期間の精算方法をあらかじめ定めることが重要です。