パーソナルトレーナー業務委託契約書のすぐ使えるひな形
このパーソナルトレーナー契約書のひな形は、トレーニング指導を依頼する利用者と、指導を提供するトレーナーの間で必要となる基本条件を整理するための書式です。サービス内容、料金、実施場所、契約期間、キャンセル、健康状態の申告、責任範囲および解約手続を記載でき、継続的な指導契約にも単発利用にも活用できます。
パーソナルトレーナーとの契約では、指導の内容だけでなく、料金、回数、予約の変更方法、健康上の注意事項を事前に明確にすることが重要です。口頭での約束だけでは、サービスの範囲や返金の可否をめぐる認識の違いが生じるおそれがあります。契約書を作成することで、利用者とトレーナーの双方が責任と権利を確認しやすくなります。本ページのひな形は、個人トレーナー、パーソナルジム、継続的な運動指導の利用に対応できるよう構成しています。
パーソナルトレーナー契約書とは
パーソナルトレーナー契約書は、トレーナーが利用者に対して運動指導、トレーニングプログラムの作成、食事に関する一般的な助言などを提供する際の条件を定める文書です。契約の当事者、提供する役務、対価および実施方法を具体的に記載します。
契約の名称が「業務委託契約書」「指導契約書」「利用規約同意書」であっても、実際の内容に応じて当事者間の権利義務が判断されます。そのため、書面の題名だけでなく、各条項を実態に合わせて作成する必要があります。
対象となるサービスの例
対象には、対面又はオンラインでの運動指導、フォーム確認、メニュー作成、運動記録の確認および生活習慣に関する一般的な助言が含まれます。医療行為、診断又は治療を行わないことも、必要に応じて明記します。
契約書に記載すべき基本項目
サービスの内容と料金だけでなく、契約期間、セッションの時間・回数、実施場所、連絡方法および予約変更の期限を記載しましょう。特に回数券や月額制を採用する場合は、未利用分の取扱いを明確にすることが大切です。
| 記載項目 | 記載する目的 | よくある不備 |
|---|---|---|
| 指導内容 | 提供するトレーニングの範囲を特定する | 食事指導やオンライン対応の有無が曖昧 |
| 料金・支払時期 | 報酬額、支払方法、消費税等を明確にする | 入会金、施設利用料、振込手数料を記載しない |
| 契約期間・回数 | 利用可能な期間とセッション数を定める | 回数券の有効期限を定めない |
| 予約変更・取消し | キャンセル料や振替の条件を共有する | 連絡期限や無断欠席時の扱いが不明確 |
| 健康状態の申告 | 安全な指導に必要な情報を確認する | 既往歴や医師の指示の申告欄がない |
健康状態と安全管理に関する取り決め
運動には一定の身体的負担が伴うため、利用者は既往歴、服薬状況、妊娠の可能性、医師から受けている運動制限その他の重要な健康情報を、事前に申告することが望まれます。体調に異変を感じた場合には、直ちに運動を中止してトレーナーへ申し出る手順を定めます。
免責条項の注意点
免責条項を設ける場合でも、トレーナー側の故意又は過失による損害まで一律に免責する内容は、状況によっては問題となる可能性があります。安全配慮、説明、緊急時の対応および利用者自身の申告義務を、具体的かつ均衡の取れた形で記載してください。
契約締結前に、料金表、予約規則、健康申告書を契約書とあわせて交付し、利用者が内容を確認できる機会を設けることをおすすめします。
編集できるテンプレート
文書テンプレート
パーソナルトレーナー業務委託契約書
本契約書は、以下の当事者間におけるパーソナルトレーニング指導に関する条件を定めるものです。
契約締結日:________年____月____日
契約締結場所:____________________________
甲(利用者)
住所:____________________________
氏名:____________________________
連絡先:____________________________
乙(トレーナー)
住所又は所在地:____________________________
氏名又は名称:____________________________
連絡先:____________________________
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 指導内容 | ____________________________ |
| 実施形態・場所 | ____________________________ |
| 契約期間 | ________年____月____日から________年____月____日まで |
| セッション回数・時間 | 全____回、1回____分 |
| 報酬額 | 金________________円(消費税:________________) |
| 支払方法・支払期限 | ____________________________ |
| 予約変更期限 | セッション開始の____時間前まで |
| キャンセル料 | ____________________________ |
- 乙は、甲に対し、前表に定める内容のパーソナルトレーニング指導その他これに付随するサービスを提供する。
- 甲は、乙に対し、前表に定める報酬を、同表に定める方法および期限により支払う。
- 甲は、既往歴、通院・服薬状況、医師からの運動制限その他、安全な指導に影響する健康状態について、乙に正確に申告するものとする。
- 甲は、セッション中に痛み、めまい、息切れその他の異常を感じた場合、直ちに運動を中止し、乙に申し出るものとする。
- 予約の変更又は取消しは、前表に定める期限までに乙へ連絡するものとする。期限後の取消し、無断欠席その他の場合の取扱いは、前表の定めに従う。
- 乙は、甲から取得した個人情報および指導記録を、本契約に基づくサービス提供、連絡および安全管理の目的に限り取り扱う。ただし、法令に基づく場合又は甲の同意がある場合を除く。
- 本契約の変更、更新又は中途解約は、甲乙が協議のうえ定める。中途解約時の未実施分の精算は、____________________________とする。
- 本契約に定めのない事項又は本契約の解釈に疑義が生じた場合、甲乙は誠実に協議して解決する。
甲は、本契約の内容および健康上の注意事項を確認し、これに同意する。
甲(利用者)署名:____________________________
署名日:________年____月____日
乙(トレーナー)署名:____________________________
署名日:________年____月____日
この場で文面を編集できます。変更はブラウザーに保存され、印刷や Word・PDF への書き出しができます。
料金、キャンセルおよび解約の条件
料金は、1回ごとの金額、月額、回数券又はプログラム一式の料金など、採用する方式に応じて明示します。支払期限、支払方法、遅延時の対応および追加料金が発生する条件も記載すると、後のトラブル予防に役立ちます。
キャンセル料については、何時間前又は何日前までに連絡すれば無料か、振替が可能か、無断欠席時に1回分を消化するかを明確にします。中途解約時の精算方法や、事業者都合で実施できない場合の対応も確認しましょう。
- セッションの日時、所要時間および実施場所
- 料金、支払期限、支払方法および追加費用
- 予約変更、遅刻、無断欠席およびキャンセル料の条件
- 健康状態、既往歴および運動制限の申告義務
- 個人情報・測定記録・写真等の取扱い
契約締結までの進め方
契約書は、実際のサービス内容を確認したうえで、空欄を漏れなく記入して作成します。利用者の目的や身体状況に応じて、必要な同意書や健康申告書を別紙として添付することも有効です。
- トレーニングの目的、頻度、場所および指導方法を確認します。
- 料金体系、支払方法、契約期間および利用回数を記入します。
- 予約変更、解約、健康申告および個人情報の取扱いを確認します。
- 双方が内容を確認し、署名又は記名押印のうえで各自保管します。
個人情報と記録の取扱い
トレーニングでは、氏名、連絡先、身体計測値、健康情報および運動記録などの情報を扱うことがあります。取得する情報、利用目的、保管方法、第三者提供の有無および問い合わせ先を事前に示すことが重要です。
ビフォーアフター写真、動画又は利用者の感想を広告やSNSに掲載する場合は、利用目的、掲載媒体、掲載期間等を示したうえで、別途明確な同意を取得することが望ましいでしょう。
よくある質問
単発のセッションでも契約書は必要ですか?
単発利用でも、料金、指導時間、キャンセル条件および健康上の注意事項について記録を残すことが有用です。簡易な書式であっても、重要事項を明確にしておくと認識違いの防止につながります。
食事指導を契約に含められますか?
一般的な食生活や運動習慣に関する助言を含めることは可能ですが、医療上の判断や治療を目的とする内容は、資格・法令・個別事情に照らして慎重に扱う必要があります。提供範囲を具体的に記載してください。
利用者が途中で解約した場合、返金は必要ですか?
返金の可否や計算方法は、契約内容、提供済みサービス、取引形態および適用される法令等を踏まえて判断されます。契約書では、中途解約時の未利用分の精算方法をあらかじめ定めておくことが重要です。